テニスの全仏オープン3回戦で日本の加藤未唯選手の返球した打球がボールガールに当たって失格となった件で、対戦相手ペアの一人「マリー・ブズコバ」選手のインスタグラムには当時、批判のコメントが相次ぎ投稿され炎上しました。今回はその件について書いていきます。

マリー・ブズコバのプロフィール

出典:instagram

名前:マリー・ブズコバ(Marie Bouzkova)
生年月日:1998年7月21日
年齢:24歳(2023年6月時点)
国籍:チェコ
出身:プラハ
身長:180cm
体重:61Kg
利き腕:右
バックハンドストローク:両手打ち

出身はチェコのプラハですね。

マリー・ブズコバのインスタ投稿が炎上

加藤未唯選手の失格を受けて、自らのペアを不戦勝に導いたのではないかと批判に晒されたマリー・ブズコバ選手。
彼女のインスタグラムの投稿には批判のコメントが相次ぎました。

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あなたのスポーツマンらしくない行動にとてもがっかりした。

優秀なテニスプレイヤーならば、泣いているボールガールに近寄り、優しい言葉をかけてあげたでしょうね。
しかし、あなたは試合に勝つ為の事だけに必死で、不名誉になる事を選んだ。
そうだとすれば、もうテニスをやる資格はありません。
何故なら、あなたを一生懸命サポートしてくださるスポンサーやファン、家族、友人。その方々を裏切ったのですから。
自分1人でテニスをやっていると思うなよ?

あなたの抗議が相手選手を失格にさせたことだけじゃなく、ボールガールにも一生傷を負わせた。
欲望のままにゲームを支配した代償は計り知れませんよ。

サラはシングルを失い、あなたはダブルスを失った。 加藤がMDで準々決勝に進んだ。 今あなたはwtaへの異議申し立てに問題を抱えています、あなたの公共イメージとこれはあなたのスポンサーの問題になります…

あなた方は、賢い、加藤がボールガールにボールを当てたとき、抗議することにより、あなた方は勝利を得た。 しかし、失ったものは、図りしれない。これからあなた方がテニスを続けて行くことに対して大きな障害が待っているはずです。

あなたはボールガールが15分泣いていると言った、彼女にボールを扱えないなら、別の自主的な仕事を見つけたほうがいいと言ってください。 彼女は15歳。 加藤未唯が直接謝罪する、審判を押し付けて利用するな、スポーツマンらしくない行為。 貧しい態度だ。 その日は笑ってもいいけど、残りは誰もが覚えている。 RF(ロジャー・フェデラー)のような同じケースは不意打ちで隣の女の子を殴ったが、女の子は泣かず、むしろキスされた。

血なんて全く出てなかったのに、なんで血が出てるなんて主張した?
とても卑劣でスポーツマンシップが感じられない。野球のチェコ代表とは大違い。
嘘で無理矢理勝利をもぎ取って嬉しいの?

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悪い態度。 あなたはAldila/Miyuの失格につながる状況にとてもプレッシャーをかけました。 あなたはそれがどのように起きているか見ていなかったのに審判を刺激した。 それは本当のあなたです。

貧しいスポーツマンシップ これがプロテニスプレーヤーってやつ?なんて恥だ

みんな、このアカウントを報告して。 選手を守るために力を発揮しよう

あなたは一生テニスを習っていた。 倫理を学ぶ時間を少し過ごしてみませんか?

ルールはルールです(審判でさえ警告を与えるだけですが)。 でも、監督が来たとき、お二人ともとても笑顔でいることをハイライトしたい。 その仕草は、あなたの性格について多くを語っている。

あなたとあなたのチームメイトがあなたの相手を失格にするために押しつけることは、弱みを示すだけの動きです… それは強さとは思えない..
あなたがどこに行っても、あなたの名前が運動コミュニティでこの重荷を背負うことを願っています。

私は長年あなたのファンだったが、今日のあなたの下手なスポーツマンシップの後で尊敬の念を失った すごくがっかり。

不幸な状況を利用することは、スポーツを一切賞賛しない臆病な行為だと私は思います! 相手のテニス選手の状況を笑うことは、いかに教育を受けていないかを示しています。 自分の行動を恥を知れ!

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ブズコバのインスタの炎上にペアのソリベストルモは「非難されるのは辛い」とコメント

SNSへのこうした非難に対して、ブズコバ選手とペアを組んだソリベストルモ選手は「何も悪いことをしていないのに非難されるのは辛い」とコメント。今でもブズコバ選手のSNSには非難のコメントが投稿されており、ブズコバ選手はそれに対してこう語っています。

「あれ以来、私はソーシャルメディア(SNS)から少し距離を置くようになった。SNSには常にいじめられる人がいて、まるで勝ち目のない戦争のよう」

「今でも何かを共有すると、多くの人から憎しみを投稿される感情的な日がまだある」

「自分が悪い人間だと感じるような状況に陥ったことがないので、今でもかなり辛い」

「対戦相手が不利になるように望んだことはない。一度もない。ルールでそうなっているから行動した」

「ルール上そうなっているにもかかわらず、私たちが何かを押し付けたと思われているのは、とても悲しい。今となっては、たとえ一瞬でも何も言ったり笑ったりすべきではなかったと言うのは簡単なこと。たとえ、私たちが笑っていたことが相手と何の関係もなかったとしてもね。結局のところ、彼女のやってしまったことは明らかであり、ルールに違反していたものだったのよ」

出典:https://news.yahoo.co.jp/

賞金43000ユーロ(約640万円、選手1人は半分)とポイント110ポイントを没収された加藤未唯選手は失格処分の取り消しを求めて提訴をおこないましたが、覆されることはありませんでした。

過去にこうしたアクシデントによって同じく失格処分を受けたことのあるノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が中心に設立された、選手の立場を守るための選手会「PTPA」(プロテニス選手協会)も「失格処分は不当で不公平」との声明を発表しています。声明内容は以下の通り。

PTPAは、スポーツにかかわるすべての人々、特にボールガールとボールボーイの安全と幸福を確保することが、最優先事項であることを約束する。しかし加藤未唯とアルディラ・スージャディを失格とした決定は、不当であり、不公平であった



ブズコバのインスタ投稿が炎上後もブズコバの苦悩は続いている

騒動から時間が経った今もブズコバとソリベストルモのSNSには事あるごとに心ないコメントが投稿されています。
この件については運営側の曖昧なジャッジにも大いに問題があったと指摘されており、今後の明確なルール設定や運営の在り方について見直されるきっかけとなることを願ってやみません。