
富山県に「世界一美しいスタバ」があると聞き、さっそく行ってみました。世界的に有名な建築家「隈研吾」が設計したそのスタバで感じたことをこちらで紹介していきたいと思います!
スタバ富山環水公園店に行ってきました
スタバ富山環水公園店といえば、
隈研吾が設計した世界一美しいスタバとして有名です。
今回わたしはついに
スタバ富山環水公園店にいってきました。
私はここ2年ほどで関東を中心に600店舗ほどのスターバックスをまわってきました。
いろんなタイプのスタバを訪れてきましたので、
果たして世界一美しいと呼ばれるスタバ富山環水公園店が私の目にどのように映ったのか、
これからご紹介していきたいと思います。
スタバ富山環水公園店へのアクセス
お店へは富山駅北口から徒歩で12分ほど。
〒930-0805 富山県富山市湊入船町5 富山富岩運河環水公園
所在地:富岩運河環水公園
営業時間:8:00~22:30(変更の可能性あり)
駐車場もそこそこ充実しておりまして、
車で来店のお客さんが多かったようです。
スタバ富山環水公園店が世界一美しいと呼ばれる理由
私は富山駅から徒歩で向かいました。
環水公園に差し掛かると運河に向かってポツンと佇むそれらしき建物が見えてきます。
私の訪れた季節が2月の寒い時期ということもあり、
運河の周辺はとても空いていました。
犬を散歩する人やジョギングしている人がまばらにいるだけで、
そのエリアの人口はほとんどがスタバに密集している感じ。
スタバ環水公園店の第一印象は

でした。
運河を臨み遠くには立山連峰が見える風光明媚な立地ですが、
コロナが落ち着いてきたとはいえ
なんとなく寒々とした景色の中で寂し気に佇む姿がそこにありました。
お店が近づくにつれ、
ネットで何度も見てきた外観そのままのスタバが。
少しずつ気持ちも高ぶります。
様々な角度から撮影させていただきました。
店内に入るとこんなプレートがありました。
うるおい環境とやま賞
水の賞
スターバックスコーヒー富山環水公園店
平成27年度
富山県
うるおい環境とやま賞とは
少し気になったので調べてみました。
富山県では、うるおいや安らぎを感じさせる景観を選ぶ
「うるおい環境とやま賞」
というものを昭和62年度から平成14年度まで実施し、
県内の73カ所を表彰してきたようです。
平成15年度に富山県景観条例が施行されたことを受け、
平成16年度からは、それまでの「うるおい環境とやま賞」の歴史と伝統を引き継ぎつつ表彰対象を小規模な案件や景観づくり活動まで大きく拡大し、
景観づくりの取組を幅広く表彰する賞として新たにスタートしているとのこと。
参照元:https://www.pref.toyama.jp/
顕彰の対象条件
単体の建築物や土木施設、工作物等で、
周辺や地域の景観づくりのための配慮・工夫が優れているもの
複数の建築物等から成る生活空間や、
意識的に景観づくりが行われた自然を中心とする環境で、景観が優れているもの
景観づくりの推進を目的とした個人または団体による活動で、顕著な功績があったもの
参照元:https://www.pref.toyama.jp/
水の賞とは?
ではスタバ環水公園店が受賞した
「水の賞」
とはどういった条件を満たした場合に顕彰されるものなのでしょうか。
それは
水を効果的に活用した景観づくり
ということです。
水の賞の他にも、
土の賞
風の賞
緑の賞
光の賞
とあり、全部で5つの賞があるようです。
更にこれに先駆けること7年前の平成20年(2008年)には、
スターバックス社内におけるストアデザインアワードにて最優秀賞を受賞した経緯があるようです。
なるほどなるほど。
これを執筆している2023年には、
正直に申し上げますと富山環水公園の美しさに勝るとも劣らない店舗は数多くあれど、
2008年の時点では革新的なコンセプトのお店だったのだろうということが納得できました。
あくまで推測ではありますが、
スタバに限らず当時のカフェといえば商業施設の一角か、国道沿いに立地している店舗が今よりも主流だったのでしょう。
今回わたしがスタバ環水公園を目にした時に、
美しいと感じたと同時に正直期待値を上回ってこなかったのは
こうした革新的な店舗のおかげで現在は、
様々な自然環境と調和したお店を楽しむことができているからなのでしょう。
建築家 隈研吾とは
スタバ富山環水公園店とセットで必ず出てくる、
欠くことのできない人物名
隈研吾
建築業界に決して明るくない私にとって、
隈研吾という名前を聞いても
正直「聞いたことがある」程度です。
良い機会なので調べてみました。
出典:https://kkaa.co.jp/about/kengo-kuma/
1954年生まれ
1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。
慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。
30を超える国々でプロジェクトが進行中。
自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。
主な著書に『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。
参照元:https://kkaa.co.jp/about/kengo-kuma/
その他にも関係する建造物として
国立競技場
高輪ゲートウェイ駅
歌舞伎座
高尾山口駅
TOYAMAキラリ
など、他多数の建築物が出てきます。
木材を利用して自然と調和する日本的な建築で広く知られているようです。
スタバ富山環水公園店に行ってきたまとめ
富山駅周辺には
富山美術館
ガラス美術館
富山城址公園
などがあったり。。
前衛的なアートと歴史が絶妙なバランスで共存する、
すごく魅力的な街だなと感じました。
日本海に面していて海産物も驚くほど美味しい。。
水に関係して栄えてきた町なのだなということがビシビシと伝わってきて、
そうした「水」に関わる「賞」を受賞したスターバックスがこの地にあるということは、
安全な水が飲める日本を代表する店舗として、
とても相応しく誇らしいと感じました。
お店自体はとても人気のようなので、
店内の混雑具合は「いわゆるスターバックス」でしたが、
環境と調和する建築物としての価値という観点から、
遠くから眺めているだけでも飽きない
そんなお店でした。