野茂とマイクピアザ

WBCでイタリア代表の監督を務めることになったのは元メジャーリーガーのマイクピアザ監督ということが話題になっています。マイクピアザといえば元メジャーリーガーの野茂英雄氏がロサンゼルス・ドジャースに入団した時のキャッチャーだったということで知られています。久しぶりに姿を拝見したマイクピアザ監督が、実はどんな人でどんな経歴を持つ人物なのかを紹介していきたいと思います。

マイクピアザ(イタリア監督)は元メジャーリーガーで野茂英雄の相棒だった

マイクピアザの画像

マイクピアザ監督は元々ロサンゼルス・ドジャースに所属していたメジャーリーガーで、
野茂英雄選手がメジャーへ行きドジャースに入団した時にキャッチャーをつとめていた選手です。
また現在日本ハムファイターズで監督を務める新庄監督とはニューヨーク・メッツでチームメイトだったこともあります。

当時は日本人がメジャーリーグに挑戦することはまだ珍しかった時代で、
野茂選手のメジャー挑戦は大きく報道されました。

野茂選手以前にもメジャーへ挑戦した日本人選手はいましたが、
門戸を開いたという意味では野茂選手の功績はとても大きいものでした。

マイクピアザと野茂英雄の写真
https://www.sponichi.co.jp/

アメリカにおいてもメジャーリーグで活躍する日本人がまだ珍しかったことに加えて、
野茂選手独特の投球フォーム「トルネード投法」はアメリカでも話題になりました。

野茂選手が登板する試合は度々テレビ放映されニュースとなり、
その度にマウンド上で野茂選手とコミュニケーションを取るマイクピアザ選手の存在もおのずと広く知られるようになりました。

マイクピアザ監督は野茂英雄の相棒として日本でも広く知られていた

野茂とマイクピアザ
https://number.bunshun.jp/

メジャーリーグに挑戦して活躍していた野茂選手をキャッチャーとして献身的にサポートしていたマイクピアザ選手は、とりわけバッターとして優秀な選手で、当時4番バッターをつとめていました。

打撃フォームが独特なこともあり、
真似をする野球少年も量産されました。

日米野球が日本で開催された時も、
マイクピアザが特大ホームランを打ったことが大変話題なったほどです。

野茂選手の人気と共にマイクピアザ選手の人気や知名度もあがっていき、
日本ではテレビCMにも出演していました。

マイクピアザ監督とクレメンス(ヤンキース)との事件

打者としての評価が高かったマイクピアザ選手ですが、
その中でもニューヨーク・ヤンキースロジャー・クレメンスという投手に滅法強く、
クレメンス投手からは多くのホームランを打ってきました。

そんな2000年のある日の試合で、
クレメンス投手の故意死球とされてもおかしくない投球がマイクピアザ選手の頭部を襲いました。

そして事件は同年のワールドシリーズで起きました。

マイクピアザ選手とクレメンス投手の対戦で、
マイクピアザが打撃した際に折れたバットの一部をクレメンス投手がマイクピアザ選手に投げつけたのです。

しばらく立ち上がれないほどのダメージを受けたマイクピアザ選手でしたが、
この時はそれ以上のことは起きませんでした。

バットを投げつけたクレメンス投手は「ボールと間違えた」と苦しい言い訳をしてましたが、
映像を見る限りあきらかに故意であることがわかります。

また2002年にはメッツに移籍していたショーン・エステスという投手が、
打席に立ったクレメンス選手に対して「同僚の仇」ともとれる報復ボールを投げたという出来事がありました。

この事件で警告試合となったものの、
マイクピアザ選手はクレメンス投手からこの日もホームランを打ったことで、
正々堂々と報復した形となった試合でした。

マイクピアザ監督の略歴

マイクピアザの画像
https://full-count.jp/

一般的にマイク・ピアザとして呼ばれることが多いですが、

マイク・ピアーザ
マイク・ピアッザ
マイク・ピアッツァ

などなど様々な呼ばれ方をします。
マイク・ピアザが一番多い呼ばれ方のような気がします。

マイクピアザはイタリア系アメリカ人で、
父親が元・ドジャース監督のトミー・ラソーダ氏と親友という縁から1988年にドジャースへ入団したとされています。
当初は「ラソーダのペット」と揶揄されたそうですがメキメキと腕をあげ、1992年にメジャーデビューを果たしました。

ラソーダ監督の画像
https://www.sankei.com/

その後、

フロリダ・マーリンズ
ニューヨーク・メッツ
サンディエゴ・パドレス
オークランド・アスレチックス

と移籍し2008年に現役を引退しました。

捕手としての評価よりも打者として輝かしい実績を多く残しており通算成績で以下の実績を持っています。

打率308(1912試合)
1335打点
新人王(1993年)
オールスター12回出場

引退後は2009年と2013年にWBCイタリア代表のコーチに就任しています。
2016年にはアメリカ野球殿堂入りが決定し、古巣のニューヨーク・メッツは当時の背番号「31」を永久欠番に指定しています。

マイクピアザの画像
https://full-count.jp/

その後2019年、2020年の欧州選手権及び2021年のWBCにはイタリア代表監督に就任しています。

今回のイタリア代表にはメジャーリーグのエンゼルスで大谷翔平選手と同僚のデビット・フレッチャー選手が選抜されているなど、話題になっています。

SNSではマイクピアザ監督と野茂英雄さんの球場での再会の様子を見たいと話題になっています。
仮に今回の日本代表監督が野茂英雄さんだったとしたらそれもそれですごいめぐり合わせだったかもしれませんね。